薬局経営研究所

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薬局の経営数字をどう解釈する?

薬局経営研究所の神林です。

はやく涼しくなるのを待ち望んでいます。

 

薬局の数字をどう解釈する?

薬局の経営となると、経営ですから経営数字管理をすることになります。

そこで働く人の給料や卸さんへの支払をはじめとして

家賃、レセコンなどの支払など色々あります。

 

開局するときには、金融機関からの借入もありますので、当然金融機関も決算書などの経営数字を見ることになります。

その前に税理士さんが経営数字をみていますね。

そんな、薬局の経営数字なのですが、一般の小売業と同じようにはみれないのですね。

 

その理由は、薬剤師であるのならわかると思います。

一般の小売業は、高額の商品が売れたら、まず粗利もきれいに比例して大きくなるでしょう。

ですが、薬局はそれと同じには考えられないのです。

だから、私も金融機関や税理士の人から、

その理由を教えて欲しいとお願いされたことが何度もあります。

 

そして、会社の状況を確認する時には注意をしないといけない事があります。

よく、前年同月比というのが用いられます。

これは、季節変動などを考えるとよい指標と思います。

 

ただ、ただですね。

それは、条件が同じかどうかの確認が必要です。

季節は同じ条件ですが、他の条件はどうなのか?

ということです。

 

たとえば、

最近はコロナの影響で店舗数をすくなくしている業界も多いですから

店舗を少なくすれば売り上げがまず減るでしょう。

そして店舗数だけでなく人の問題、営業時間の問題など複雑に出てきます。

 

つまり、今の状況はどの業界も読みづらいということです。

これからの予想数字を考える時にも、

今現在でどこまでコロナの影響があるのか?

というのが大事になるのですが、これがまた読みづらいですね。

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兎に角

比較する時には、一部の数字だけを見ずに

条件が同じで比較しているか?

という事が必要です。

つまり、多観的に分析する必要があります。

分析角度、分析のためのファクターなど

とくにこのコロナ禍では必要になりますね

 

薬局は一般企業と異なるところがあるので、更に分析には注意が必要です。

一部の数字だけでなく、多観的な経営判断をお願いします。

 

今日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。