正論が絶対の正解ではない
薬局研究所の神林です。
気付いたら、今年もあと100日なんですね。
早い・・・
正論が絶対の正解ではない
これは、ずっと思う事です。
「正論が絶対の正解ではない」
ということです。
もっと言うと、「正論はキケン」です。
特に、医療系においては気を付けないといけないです。
なぜなら、決められたことを守ることが大事な世界だからです。
例えば、処方せんにおいてもルールはたくさんあります。
ジェネリックへの変更の可否のルールもそうです。
なにより、
処方せんに書かれた事の変更は、
医師の指示がないと変更できないですからね。
これもルールです。
なので、とくにルールに関して厳格な業界です。
だから、正論を当てはめたくなる人は多いです。
でも、「正論はキケン」です。
例えば、残薬があったとします。
すぐさま「きちんと飲んでください」というのは
正論です。
でも、でもですね。
もしかしたら、なにかしらの理由があるかもしれないのです。
副作用が原因で飲んでいないかもしれないです。
もしかしたら、以前の残薬の都合かもしれません。
なにかしらの事情がある時もあります。
それなのに「正論」を前面に出す
というのはキケンです。
ちなみに、トラブルでよくあるのが「ルールですので」
と、バッサリ言ってマウントをとることです。
正論を振りかざす前に、相手の事情を聴く事は大事です。
そうでないと、「確かに正論だけど、何も理解してくれない人」
となります。
一番優先すべきことはなんなのか?
そこのフォーカスを間違えないようにしないといけないですね。
大事なのは、患者さんの健康です。
その為に来局してますからね。
信頼関係が崩れた関係性では、投薬時の会話もままならないし
もう、来ないかもしれないですね。
正論って、ホント危険ですので注意してください
今日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。